オーム、マニ、ペーメ、フーン
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最強マントラの双璧、原理融合マントラ
アセンションツールについての今年のお勧めは、
波動の高まりに比例して、祈り言葉を徐々に「想い」のイメージングへとシフトしてゆくこと
と前ログで述べました。
これは今年以降、日を追うごとに重要度を増すメソッドと思われますので、今からレッスンを開始しておいたほうがいいと思っています
さらに
お正月ですし(?)
他のアセンションツールについても少し触れておいたほうがいいのかな、という気になったので
前ログでチベット仏教について少し触れたこともあり、ガヤトリーに並ぶもう一つのマントラもご紹介しておくことにします。
といってもオマケ的なツールではありません
これまで、色々ご紹介しても混乱するかな、と思って控えていましたが、
代表的なツールについて、何度となくご紹介を繰り返してきていますので・・・
2015年になって、格段に浄化にはずみがついていますし、別のツールをご紹介してもいいかな、と・・。
チベット仏教の代表的なマントラ
オーム、マニ、ペーメ、フーン
は、スピリチュアルに興味をお持ちの方なら、一度くらいは目にされたり耳にしたことがあるかもしれません
このマントラは、ガヤトリーマントラと違い、ある特定の宗教の流れの中にあるといえばあるのですが
しかし最強のマントラという点ではガヤトリーに匹敵するもので
双璧と言ってもいいかもしれません
実はこのブログでもごく最初のほう・・・二回目か三回目のログでご紹介していますが、大分前になってしまったのでご覧になってないかたも多いかと思います
ご覧になっている方も、今回はもう少しつっこんでこのマントラの説明を書きたいと思いますので、よかったらお付き合いください
ガヤトリーが、その発露からの動的な宇宙観をそのまま響きとして表しているのに対し
チベット仏教のこのマントラは、宇宙の原理を現したマントラと言えます
個人的な経緯を書きますと、私自身は実は、チベット仏教に興味を持ったので、このマントラを知ったのではなく、
宇宙の原理を現したマントラを探してゆきついたのでそう考えています
このマントラについてサイトを検索すると、何となく意味や解釈が後付のような印象を受けますが・・・
そもそもチベット仏教は、特に後期に入ると、高僧が性的な修行法を試みるようになったという経緯があって、
そのことを現代のチベット仏教徒に仮に話として振ったとしても、
彼らはことばを濁すか、別の解釈をしてかわすかするだけだと思われます
どうもタブー視している印象があります
しかしチベット仏教は後期に入って初めて性的になったわけではなく
そもそもがそういう流れを持っているように思います
これは日本における真言密教(中期チベット仏教がルーツと言われる)にも表れています
こう書くと、「真言密教のどこが性的なんだ」、とお思いの方も多いでしょう
つまりそこなのですが・・・
私の印象では、現代のチベット僧も、どうも、「性的」ということを、私たちの現世的な性と混同しているように見受けられます
たしかに、現地の原始信仰では、そうした思想もあるのですが
これは日本も同様で、太古の昔、性=生命の元と考え、性器を本尊にして信仰の対象にした、という時代があったようです
しかしここで話題にしている「性」とは、それとは異なる概念なのです
今オーム、マニ、ペーメ、フムの意味を検索すると
オームは宇宙の発露を現す聖音ですからマントラの基本ですし、フムは結びの響きなので置くとして(といっても、この最初と最後の聖音も非常に重要ですが)
マニは宝石、ペーメは蓮、などと出てきます
しかし私がかつて文献で調べていた頃は、
マニは男性器、ペーメは女性器を表すなどという記述を見た記憶があります
しかし、では、このマントラがなぜに極めて強力なのかというと、
それは、肉体人間の性行為を表しているから、ではありません
もちろん、性を生命の発露と考えれば、力強いというイメージもあるかもしれませんが
マニ、ペーメの意味はそんな狭義のものではないと考えられます
実はもっとさかのぼっていくと、東洋思想の源流に行きつくようで
私も文献をすべて理解しているわけではないのですが・・・
マニは男性原理であり
ペーメは女性原理の
それぞれの響きであり
寺院などに見られるそれらの造形は、それを作った人は性器のつもりだったのかわかりませんが、原理の象形と解釈できます
以前のログで述べました通り、宇宙における「性」とはシステムであって、肉体上の性行為を指すわけではありません
というか、性行為で生命が生まれるというのも、宇宙の原理に基づいた、ほんの末端の表れであると思われます
宇宙において、「女性原理」とは宇宙に内在する無制限の供給の泉そのものであり
「男性原理」とはそれを力として発露させ、森羅万象ことごとくを紡ぎ出す理(ことわり)を言います
さきほど真言密教について触れましたが、胎蔵界、金剛界という概念が、ニュアンスに多少の違いはあれ、上記に当てはまります
それなら紛らわしいから「性」という呼び方をしなければいいのではないか、と思われるでしょうが・・・
何しろ源流となっている思想が、象徴的に女性と男性を宇宙観として用いていたのでしかたありません
しかし、現在のように、宝石と蓮というような変換をしてしまうと
かえって、いにしえの東洋思想の偉大さがぼやけてしまうような気がいたします
背後に女性原理を持つシステムとして宇宙は創造と進化を繰り広げますが
果つることなく織り成される創造である宇宙の有り様を表すマントラがガヤトリーであり
それを支える原理自体を表したものがオーム、マニ、ペーメ、フーンであると言えます
現在のチベット僧は、この点、性を土着的な信仰と勘違いしているので、男性、女性というのを避けているフシがあります
後期チベット仏教における性儀式による修行法について、ことばを濁して言及を避けるのも、そのせいではないかと思われますが
肉体の性によって──宇宙原理の表れには違いないその行為を通じて──宇宙の二大原理の融合を儀式化し、完全解脱を図るのが、本来の目的であったと考えられ、
実際にそれを成し遂げた高僧もあったとされますが、
ただ、かなりの修行僧であっても、これがうまくいかず、性行為そのものに耽溺する者が続出したもようで
高僧ツォンカパに見られるごとく、のちには実際の肉体行動ではなく、イメージングのみで解脱を図るという修行法に切り替えていったようです(現在はそれすらありませんが)。
いずれにせよ、それらは現代のチベット仏教においてはタブーと見え、ほとんど語られることはありません
それほど性を崇拝したのは、土着信仰などでは断じてなく、
宇宙の基本原理を理解していたからだと考えられます
しかし、いかに修行僧とはいえ、その大半は性行動にカルマ的な煩悩を残す肉体人間であったでしょうし
それを通じて解脱を図るというのは、本来の意図を逸脱してしまいがちな、大胆すぎる修行法ゆえに、元々無理があったのでしょう
堕落や誤解を招き、すたれたのではないかと思います
東洋思想には私自身そう詳しいわけではありませんが、
その源流には、宇宙観を二大原理として理解していた事実があり
またその原理を理解してなければ、こうした修行法が生まれるはずもなく
原理を現したこのシンプルにして偉大なマントラが現在まで脈々と唱えられているのも、ゆえなきことではないと思います
といったことを踏まえまして、
このマントラを単にチベットの人々に親しまれる基本的なマントラという以上の
すざまじい原理融合の力を秘めたマントラと考えて唱えていただければ
その効果もひとしおではないかと思われます
私は市井の一求道者にすぎませんが、
ガヤトリーマントラ同様
誰に伝えられたにせよ、どのようなかたちであるせよ、
あなたがそのマントラを目にし、
それに惹きつけられ、唱える時が、
あなたがそのマントラに選ばれ、
至宝のツールとして、押し戴くときなのです
以前このマントラを紹介した時点では、注目する人もほとんどおられませんでした
私もガヤトリーマントラという最強のマントラだけでも十分と考えていましたし、今もそう思っていますが、
不意にこのマントラをご紹介したくなり、なおかつ丁寧に解説もしたくなったのは
教示的なことはあまり考えないほうですが、おそらく、このログをお読みの方々の中に、
このマントラを知ることを魂が欲求している同志がおられるのではないか、という気もいたします
2015年は加速の年です。
祈りの同志にとって素晴らしい年である反面、心の解放に後れを取らないようにする必要が増す年です
このタイミングで最強マントラの双璧をあらためてご紹介する気分に私がなったのも、そのせいかもしれません
かつてはサンスクリットの文字表記を見つけられなかったのですが、今回みつけましたので貼り付けいたします
ガヤトリー同様、これもサンスクリット文字です(サンスクリットは特定の国の言語ではないため、地域によって少しずつ表記に違いがあります)
今手元に文献がないのでうろ覚えですが、最初の文字がオームです。最後の文字がフーンだったと思いますので、間の二文字ずつがそれぞれマニ、ペーメにあたるかと思います。
この六文字を見つめながら唱えるか、頭に叩き込んでいただければ効果はさらに高まります
ガヤトリー同様、プリントアウトして持ち歩くのも勿論効果的です
※唱え方ですが、
例として二つほど動画を拾っておきました
↓現地でよく見られる「マニ車」を動画にしたもの
http://goo.gl/sHGswE
↓もう一つ他の動画
http://goo.gl/BDM9aS
これでわかるように、この唱え方が正しい唱え方、という決まったものはないようです
ですので、他の動画を拾ってみてもいいでしょうし
ご自分なりに、好もしいと思う唱え方で唱えていただいていいと思います
私自身、全く違う調子で唱えています
ガヤトリーマントラよりもさらにシンプルなマントラですし
人々に広く親しまれる庶民的なマントラというイメージがありますが
原理融合マントラの力は、実は、それを深く理解する者にとっては、ともするとガヤトリーを凌ぐほどに強大です
そのために行数を割いて前置きを書かせていただきました・・それが根差す、東洋思想の源流、その驚異的な宇宙観に想いを馳せれば馳せるだけ、このマントラの偉大さに近づけるのではないかと思います
最初は一人の時に、静かな環境で唱えることから始められるとよろしいかと思います
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