カルマ寄越しの脅威 ─アイデンティティへの侵襲─

日食








  
    
      

地球さん

 物質世界も想念の世界である以上、想念の相克の中にある。幻惑はさらなる暗黒波動にとっても常套手段である
    

   


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高貴なる光の皆様、いかがお過ごしでしょうか。



前回は「カルマ寄越し」の脅威について解説いたしました。今回は続きです。


人を責め裁くというテーマでもそうでしたが、最近は記事を書くと、読者の方とは限らず、書くだけで世界の暗黒波動をゆさぶるようです。であれば尚のこと、書かないわけには行きません。
このテーマは高度なワンダラーやパイオニア諸氏にとっても重要だと思います。どれだけ多くの光の人が、「すべては自分の問題」「引き受けこそあなたの使命」などの'殺し文句' で、罪悪感にまみれたり、ときには劣等感や寄越しの加害者への恨みでネガティブに沈んでしまうことでしょう。高度な方を狙い撃ちされるのは、世界にとっても脅威なのです。




誰も突っ込んで触れることがないテーマで、暗黒波動攻撃の核心を突くせいか抵抗波動も大きいのですが、世界の波動上昇のためにも書き上げなければならないと思っております。





私を最も悩ませているS・T氏はもちろんですが、以前お話したA氏の寄越しも相変わらず際限がないのです。私は本当にさまざまな人から種々のカルマ寄越しをされますが、なかでも最も私を悩ませている寄越しの主が、揃って「祈りの会」の同志とは、なんとも言葉がありません。

何しろ、私の祈りや瞑想の時間の9割以上は、彼らを代表とするカルマ寄越しの処理に費やされているのです。物質レベルの人からの寄越しならお役目とも思いますが、祈り人の憑依や寄越しともなると、霊性開発の妨害です。この方たちの場合、読者の方がバランスを取る過程のような一過性のものとは違い、本人の課題をそのまま転嫁してくるような膨大で継続的なものです。







もし二人のうちどちらかでもこれをお読みになっているなら申し上げたいのですが、何とかしておやめになった方がいいです。あなた自身にもよいことはありません。祈り人としての高い功績も、半減してしまうでしょう。
一時的に波動が上がったとしても、それは一時的で、そのうち元のところに下がってしまいます。よくお考えください。








さて、この二人はどちらも際限のない膨大な寄越しをするのに、私が長年に渡り最も悩まされているのがS・Tの方なのは、彼の方が波動レベルがいくぶん高く、そして「良いカルマ」を持っているからです。
前回、「良いカルマ」「悪いカルマ」の話をいたしましたね。良い悪いもその人基準であり、サイクルなので、今回の人生で良い面が出ているということとも言えます。
なぜ波動が高く良いカルマを持っている人がより脅威となっているのかを、今回はご説明しようと思います。







私がカルマ寄越しの概念について書き始めた当初、感謝のコメントをしてくださる方がおられました。随分と周囲の人たちからネガティブな想念を寄越され、苦悩してきたご様子です。


カルマ寄越しに苦悩する高度な光の人は、実感としてその苦痛を知っていますので、それがどういったものかも理解していると思います。それはまた、冒頭に記したような自己責任論や罪悪感とも相まって、良心的な光の人を苦しめます。




これら自己責任論や罪悪感も大事な点ですので、解説するつもりですが、それは次回にゆずるとして、今回俎上にあげるのは、カルマ寄越しを実感できない──つまり苦痛と思えない脅威についてです。光の同志のはずの人が私にとっての最大の脅威となっている現状も、それによるものだからです。






双葉 目覚めること自体が、チャンスを捉えることだった





前回、多くの光の人が、目覚めることなく低い物質波動の中に埋もれてしまっていること、中には闇波動の傀儡にまで落ちてしまっている現状をお話しました。これが今のアセンション・タイムラインを低空飛行にし、薄氷を渡るような状況になっている最大の原因ともなっているのですから、見過ごせませんね。(むしろ地球が破壊されてしまってもおかしくないような状況を、よくここまで上げてきたというくらいです)


そしてそのような状況に陥ってしまっているのが、当ブログでカルマ寄越しと呼んでいるネガティブ攻撃によるものであること、そのメカニズムを解説してまいりました。


それによって、多くの光の人が、闇波動に落ちたり、光の人として成熟できないばかりか、目覚めないまま終わっていることも見てまいりました。





実は私自身は「ワンダラーが目覚めないまま終わる」ということを、当初は信じられなかったのです。当ブログの初期、スターシードやワンダラーについて解説したときもそう思っていて、必ず目覚めるといったことを書いた覚えもあります。少なくとも使命感の強いワンダラーにあって、それはないだろう‥という思いが今もあるのはあるのです。


ですが、自分自身を振り返ってみますと、子供のころ、ある年齢がずっと頭にありました。なぜかわかりませんが、ある年齢を、何歳、何歳、と、無意識に頭の中でリフレインしているのです。


そしてその年齢は、実際になってみると、サイババ尊師を知った歳でした。
人はある段階まで修行が進むと生涯の師「グルー」に出会うと言われますが、まさにサイババ師に出会ったわけです。



あらためて思い返してみますと、私が幼い頃からその年齢が浮かんでいたのは、生まれる前に、何歳、何歳と、何度も繰り返し頭に叩き込んでいたということでしょう。
つまりそれは、目覚めないで終わることもあり得るというリスクがあるからこそ、くどいように自分自身に刷り込んでいたということではないか、と思えます。(実際は年齢だけ刷り込んでも仕方なくて、必要となる前段階がいくつかあったわけですが)




そんな私ですが、その後の道を順風に歩んできたというわけでもなく、文字通りいばらの道ではありました。
苦痛と恐怖の連続で、わけてもさまざまな憑依には悩まされました。暗い闇の淵に立ち、いつなんどきでも、ともすれば底の見えない闇に落ち込んでしまうような恐怖を味わってもきました。見上げれば気の遠くなるようなどす黒い波動が、空をおおわんばかりに渦を巻いており、心の中にも潜む闇に、深海に沈んだような恐怖と嫌悪感を抱くのです。


もちろん自殺などはできません。肉体があってこの辛さなのですから、肉体というよすががなかったら、かんたんに闇波動域に引きずり降ろされる可能性が高いと思いました。
人が人生の辛さで自殺するのは、死ねばそれで苦痛が終わると思うからでしょう。でも私は、それで苦痛が終わるほど、甘くないことがわかっていたのです。



あまりの辛さに、何度となくハイアーセルフに呼びかけました。考えてみればこんな辛い肉体側の私を、ハイアーセルフの方は苦痛もなくただ観察しているだけなのか、一度問いただしたいと思ったのです。しかしハイアーセルフが答えることはありませんでした。






双葉 カルマ寄越しがどんな波動域でもあることを知った





そんな苦悩の中、S・T氏との出会いがあったのですが、初対面では特に印象にも残らず、この後長年に渡ってさらなる苦悩のタイムラインに入っていくとは想像していませんでした。
何がきっかけだったかは覚えていませんが、ともあれ彼が素晴らしい人だと思い込み、心酔するようになったことは、以前の記事で書いたとおりです。私が当時の壮絶に低い波動環境の中でもがいていたことと、無関係ではないかもしれません。

ちなみに、これも以前に書きましたが、S・Tからの、本格的というか深刻な憑依侵入と膨大な寄越しが始まったのは、すでに私の彼への心酔は終わりを告げて、随分経った頃でした。
そもそもほとんど会うこともなかったのに、前触れもなく突然それは始まりました。そして6年以上も執拗に続いているのです。




しかし、この人物がなぜここまで自分にとって脅威となったのかを認識したのは、実は去年の暮れか今年の初め、とにかく最近でした。
私は当初から、彼から真っ黒なカルマが来るのが見えていましたから、にもかかわらず彼に心酔したことが自分でも不思議だったわけですが・・・、
カルマを寄越されたという、そのカルマ自体が、彼があたかも特別に高度な魂であるかのように幻惑させられる、マインドコントロールになっていることに、ようやく気づいたのです。これがつまり「良いカルマの転嫁」なわけですね。前回書いたように、それは、寄越す方にとっての「良い」なわけです。



「良いカルマ」──つまり本人が自分をそうだと確信している想念波動を転嫁されることで、こちらもそうだと思わされてしまうパターンで・・まさにヒトラーに若者が心酔したのと同じパターンだったのです。


同じパターンは、ハラスメント加害者による被害者のマインドコントロールにも見られます。ひどい仕打ちを受けながら、ちょっと優しいことばをかけられるだけで、相手にほだされてしまうという心情と同じですね。あれも「良いカルマの転嫁」をされているのです。

もっと悪質なのは詐欺ですが、スピリチュアル的な詐欺師の中にも、このタイプのマインドコントロールをしている人がいます。




しかし、そうしたケースがしばしばあるのはわかっていても、自分が同じようなマインドコントロールをされるとは、よもや思っていませんでしたので、それに気がついたときはとても意外でした。

そんなマインドコントロールなど、物質レベルに近い波動域の人の間で起きることだと思っており、「どんな波動域でも起きうる」ということに、この苦い体験を経るまで思い及びませんでした。

また、マインドコントロールというと、戦略的で巧妙に意図されたもの、というイメージもありましたので、「本人が意図するしないにかかわらず起きる」というメカニズムを意識していませんでした。


ましてや私は、上述のような壮絶に不幸なときでも、客観性を失わないできた人間です。ストレスのあまり感情的になることはあっても、公正さを失ったり、幸せな人への嫉妬で偏った思考をすることはなかった点だけは、今でも自負しているのです。どんなに辛くても最低限の理性だけは失わないでいられると思っていました。





しかし、カルマ寄越しが苦痛ではなく、むしろ心地よくさえ感じさせるカルマ寄越しがあると知りました。苦痛であれば忌み嫌うことができますが、それがなかなかできない。したがってカルマ寄越しの認識ができない。これがマインドコントロールとなることを、身を持って知りました。



私がS・Tを素晴らしい人だとあがめ奉って、
私がいつまでも彼につくし、彼に光を与え、彼のネガティブを引き受けてあげて、
彼が人から引き受けて丸投げしてくる憑依霊や闇波動を浄化してあげて、
彼に便乗されて波動を上げてあげるということを、
私が「嬉々として」するようになるための、幻惑のカルマ寄越しなのです。


やっていることからして、どう考えても相手の方がこちらに依存しているのに、依存してる方が主人でこちらを家来のように扱う──こういう人、皆様の周りにもいるでしょう。






彼自身に私をコントロールする意図がどこまであるかわかりませんが・・・、
私の場に侵入してくる霊的レベルの彼の様子は、私が「役に立つ忠犬」か何かであるかのような扱いです。
一見大事にしてるようでいて、実は一方的に尽くすだけ、という、典型的なハラスメントの加害者と被害者の関係です。
にもかかわらず、彼の方には罪悪感や悪意は見られません。



というのも、何よりもS・T自身が自分を過大評価し、大変に素晴らしい魂だと信じているために、私が彼に尽くすのも当然のように思い込んでいるからのようです。
ただ「ヨシヨシ」とねぎらってやるだけで私が尻尾を降って喜ぶものと‥、そのくらい、自分自身を「ありがたい存在」だと、彼は思っているらしいのです。




これが「自他の区別がつかないことと、ワンネスとの区別がつかない」ということでもありましょう。
「悪意なきレイプ」とでも言いますか──、本人は他人の権利や領域を侵害していることに気づいていない。自責の念がなく、したがって際限もないのです。





私は彼の霊的レベルの、どのレベルが来ているかはわかりませんが、最近では、彼のハイアーセルフがそもそもそういう魂なのではないかと思っています。



「ハイアーセルフ」というと、その名の通り、誰のハイアーセルフであっても高度な魂のように思いがちですが・・・、

しかし実際には、あくまで「その人のハイアーセルフ」ですから──つまり「ある人における最も高い領域」というだけですから、その波動レベルも人それぞれなのだ、という、当たり前といえば当たり前の事実に、ようやく気づいたのです。







双葉 私にとって最大の危機だった






当然ながら、私はそれを非常に苦痛に思うわけですが・・・、それよりも、長い間私を苦しめたのは、「本当に彼が特別な存在だったらどうしよう」という思いでした。
これがなかなか脱却できないものでした。というのも、「ときにはそれが心地よく感じる」ということが、最大の苦悩となったのです。


彼の場合、ある程度以上には波動域が高いので、それも私には災いしたのです。こちらが完全に本来の波動域に回復していればいいのですが、長年に渡り低い波動にまみれていますから、ちょっとでも波動が下がると、S・Tの侵入を許してしまうのです。



彼によるネガティブ波動や憑依霊の丸投げや、光の搾取、何よりも私の領域に侵入されることへの不気味さは、口で言い難いほどの苦痛です。

それでいて、その寄越しや憑依が、前述のように、されると何だか心地がいいようにも感じてしまうのです。とても高貴な波動のように思えて、やはり彼は自分にとって特別な存在なのだろうか、と思わせられるのです。



そのくせ、そう思うのは一時的で、しばらくするとそれが孤独感になり、やがて不気味さに変わり、黒い波動となっていくのです。つまりそれを繰り返すのです。そのせめぎあいには随分悩まされました。ですが、最終的に思うのは、それ──彼を高度な波動域の、自分にとって特別な存在であること──を認めるとなると、そこにあるのは絶望感だということです。





以前、ツインフレームの項で書きましたが、彼は自分のツインフレームなのだろうか、と悩んだのです。結局のところ、彼が特別な存在であるのが事実で、私が不快に思うことの方がカルマ想念で、それこそが手放すべきネガティブなのだろうか・・・。でも、そう認めるには、あまりにも絶望に満ちている・・・なぜかはわからないが、とにかく彼のことを特別な人だと思うだけで、恐怖と絶望感に苛まれるのです。

自己が乗っ取られ、アイデンティティが手の届かないところに遠のいていくような絶望感──





そんな思いに葛藤していたころ、ふと見上げた空に浮かぶ宇宙船から、ある曙光が発せられたのです。




その瞬間だけで、私には十分だった。それはツインフレームの光だった。私のツインフレームは地上にはいない。はるか上空の船上にいるのだ、と認識した。その認識は私を葛藤と絶望から救ってくれました。






また、ある年の暮れでしたが、私が台所で片付けかなにかをしていたときのことです。



ふと気がつくと、勝手口付近に、立っている人の脚が見えました。脚から上は見えず、脚自体も透明のような感じで透けていました。身長は2〜3メートルくらいと思われました。印象としては男性のようですが、性別はないかもしれません。


私が呆気に取られていると、音もなく近づいてきた。少し身を縮めたのか、その人のお腹のあたりが私の顔のそばにきました。私はその波動に触れて、すぐにハイアーセルフだと思った。私のハイアーセルフは私であるから、私にはすぐにそうだとわかったのです。ほんの瞬間のことで、次の瞬間、消えてしまった。──





私はS・Tに憑依侵入され続けており、ハイアーセルフに祈るたびにS・Tのイメージが出てくることにも非常に悩まされていました。
いく度となく、やはりS・Tは私とハイアーセルフが同じなのか、とか、よほど深い縁があるのか、とか、思わされそうになるのです。私がというより、私の潜在意識や元正守護霊がそう思ってしまうのに、私も引っ張られるのです。



ですがそのたびに、私は、ハイアーセルフの波動を思い出し、違う、絶対に違う。別物だと思い直すのです。
それでも幻惑の波動はとても執拗で、あとからあとから出てくるのです。ですがともあれ、波動の違いをよすがに、正気を保つのです。
彼のイメージが出てくるのは、私の神聖領域にまで憑依侵入してきているせいであり、私がハイアーセルフに祈るとき、「私でないもの」つまり異物が燻り出される形で出てくるのであろう、と。

でも、S・Tに憑依されるまで、ハイアーセルフに祈るときは喜びしかなかった私には、祈るたびに別の者のイメージが出てくるのは、実に紛らわしく、苦痛でしかないのです。おかげでハイアーセルフへの祈りが激減したことは、以前の回で前述したとおりです。


ただ、特にハイアーセルフに祈るときに苦痛を感じるのは、それだけ '自分でないもの’を明確に感知しやすい現れかもしれません。




問題は、今だに彼の憑依や波動が継続的にやってくることで、ときとしてなんだか心地よく、高度な波動に感じてしまうことです。
そのくらい幻惑の想念波動というのは紛らわしく、これは、S・Tであれ誰であれ、悪意があるかないかなど、関係がありません。どんな波動レベルでも、こうした幻惑は起こりうること、おそらくはそれによって、本来の自分の波動域から下がってしまう人も、沢山いるであろうこともわかりました。





それにしても、つらつら思いますのは、私のツインフレームといい、ハイアーセルフといい、そもそもが、私の目に触れたり、姿を現すなど、かつて一度としてなく、そのとき限りのことだったということです。



ハイアーセルフは、私がもっとも辛かった時期、何度となく呼びかけたときですら、一度として姿の片鱗すら見せなかったのです。それは私がそもそも、魂の本質として、それを望まないからだろう、ということも、今は理解できます。ワンダラーとしての使命上、私の魂は、私が耐えられる限り霊能力を最小限にとどめ、封印していたいもののようです。





そんなハイアーセルフが私の前に姿を見せるのは、よほどの緊急事態であったに違いないのです。それも最小限にとどめてのことで、私が、ハイアーセルフの波動がどんなものであるかを再認識する瞬間だけでした。他のどんな者にも幻惑されないようにという意図だったのだと思います。



ツインフレームにしても同様で、私とツインフレーム、すなわち私は、どんなことがあっても、自らに課したミッションを成しうるに足る状態に至るまで、再会はしないものと決めているようです。ですからほんの曙光であっても私に見せるのは、よほどのことだと思います。







双葉 物質世界も想念の世界である以上、想念の相克の中にある。幻惑はさらなる暗黒波動にとっても常套手段である





私がS・Tに忠犬のように扱われても、暗黒波動にまで落ちてしまうかはわかりません。もちろん私は私自身にそれを許すわけにはいきませんが‥。自分のアイデンティティを乗っ取られたら、他者のアイデンティティに私が閉じ込められてしまいます。



しかし、このような波動を寄越す人は、実はS・Tだけではないのです。これまで出会った中では、彼ほど幻惑の想念が強力で執拗な人はいませんが、私に対する自分のイメージに合わせて、私自身をも変えようとするタイプの寄越しを、私は数多く経験しています。


「自分のアイデンティティや認識を他者に転嫁する人」は、この世界におびただしく存在しているのです。多くの人はそれに気づきませんが。






人は世界を自分の想念によって描き出しています。Aという人が描く世界の中で、Bという人を見下しているとします。Bは自分自身を、本来の自分の通りに思い描ければ、Aにどう思われていようと関係がありません。

しかし、AがBに対して持つイメージを転嫁されると、Bは、Aが思い描いている通りのイメージで、自分自身を思い描いてしまいます。そしてB自身も、自分がAに比べて劣った人間だと思ってしまいます。



こういうことは無数にあり、私自身も、過去にはもちろん、今だに経験しています。波動が下がりやすい睡眠中には、覚醒中には思いもよらないようなタイムラインまで下がってしまうこともあります。

誰かといるときは'自分が自分でない感じ'が延々と続くことも多いのですが、世界全体の波動が低いのでそのせいでしょう。それでも、それが波動的な影響によるものだという自覚があるので、回復することができます。






でもほとんどの人は、自分自身に対するイメージを見誤っており、それが自分だと思い込んでいます。
これはワンダラーやスターシード系の人ほど影響大かもしれません。ときには社会不適格者のように思わされてしまうこともあります。そのくせ、自分が本質的には他の人より劣っているはずがないという自覚がくすぶってもいますので、葛藤もあるのです。そのストレスから、実際に社会不適格者のように振る舞ってしまうこともあります。
また、周囲の想念から身を守るために、心を閉ざしてしまうケースもあるようです。






このところ、少しばかり世界の波動が上がってきたので、私もいくぶんか楽になりました。何より、S・Tの波動が、寄越された最初から不快になってきました。つまりそれは、私が元の波動域に回復してきた現れだと思います。


心地よく感じるのは私の波動が下がっているからです。不快に思うのは私の波動が下がらないからです。下がらなくなれば、彼の波動は私にとってネガティブ波動となり、不快に思うわけなのです。


それでもときとして波動が下がると、またぞろ彼の波動を心地よく感じたりもするのですが・・・じきに不快に感じます。つまり波動を維持できるようになってきています。このまま行ってくれればいいのですが。





何でもそうですが、痛みや不快さは、一種のシグナルで、それによって、自分にとってよくないものだということを認識することができます。一番怖いのは、ですから、痛みを感じない状態ということです。
何も感じなければ、そこに埋没してしまいます。もっとも深刻な例が、'目覚めないままでいる状態'なわけで、自分が平凡な人間だと思い込んだまま終わってしまいます。もちろん大スターであれ、権力者であれ、低い波動に埋没しているなら同じです。





読者の方からいただいたコメントにも、カルマ寄越しをそうだと認識していない方がいるのが見受けられます。
祈りやマントラで波動を上げ、そのままやり過ごしていけるのなら、問題とまではならないでしょう。

ですが、それに長い間幻惑されてしまい、いつまでもその相手と同じ波動域にとどまってしまうことも、ありがちではあるのです。

ある人との関係が、一見、いい関係のように見えて、同じところをグルグル回っているような、非生産的な感じがしたり、
相手のことを、好き嫌いにかかわらずいつまでも考えていたり、相手の思惑を基準に自分を考えてしまうようなら注意が必要です。

もちろんカルマ寄越しではなく、あなた自身の波動バランスが乱れている場合もあります。が、そのバランスの乱れも、大元をたどっていくと、何らかの想念波動に影響を受けていることも多く、カルマ寄越しの認識で修正できることがあります。





また、暗黒波動そのものが、もっと直接的にワンダラーやパイオニアを幻惑することもあります。

スピリチュアルな人への幻惑は、スピリチュアルなものになることもしばしばです。
あたかも高度な魂であるかのような、神々しい姿で現れたり、霊夢に出てきたりして、その人を幻惑し、憑依や侵入を容易にし、マインドコントロールを図ります。この攻撃は巧妙で、しかも一時的には心地よいものだったりするので、これも注意が必要です。








今回は、カルマ寄越しを、そもそも寄越しと認識できない怖さについて、私自身の体験談を通してお話しました。
今もって解決できていないほどの事態にいたったのも、私自身の不徳もありますが、この三密度世界では「さまざまな波動域の人や想念が一同に会している」という状態そのものに起因しているとも言えましょう。このレベルからのアセンション・ミッションの困難さの所以だとも思います。




次回は、カルマ寄越しの認識の切り分けについてお話する予定です。過去記事で少し触れた事がありますが、もう少し深く考察してみます。
寄越しの認識は霊性開発のためですから、逆に波動を下げたり非生産的なものになってもいけません。第一の目的は罪悪感からの解放であり、事態を客観的に捉えることです。それが、カルマ寄越しの悪影響からの脱却にもつながります。そのあたりについて解説します。







最後になりましたが、6月は夏至がありますね。同時瞑想にご参加になられるかたは、日時をご確認くださいませ。昨年の年末の記事にあります。今年は同時瞑想の直後に日食があるので、エネルギーを維持しやすいかと思います。


夏至といえばシリウスやイシスを思い浮かべる方も多いことでしょう。同時瞑想のマントラに加えていただいてもかまいません。波動を上げてまいりましょう。











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